著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

医療現場でも重要…満員電車の車内放送で考えさせられた「伝える力」

公開日: 更新日:

 7月8日、朝のラッシュ時、相鉄の電車が横浜駅に到着しました。

「皆さま、お疲れさまでした。混雑した車内の安全な運行にご協力いただき、本日も相鉄をご利用いただき、誠にありがとうございます」

 おそらく20代の男性の声ですが、心からの乗客への感謝の気持ちが伝わってきました。これから始まる今日一日を軽やかに、楽しく過ごせそうです。

 車内放送でもこんなふうに伝えれば、満員電車に揺られてきた乗客の心を「陽」に変えられるものだと思い知らされました。

 相鉄を褒めたら京急も褒めないわけにはいきません。京急は発車するとき、必ず「ドアを閉めます」とアナウンスが流れます。「ドアが閉まります」ではありません。「ドアが閉まります」では、「ドアが勝手に閉まるので注意してください! 何かあっても私は知りません!」と聞こえます。車掌は責任から逃げています。でも、京急の「ドアを閉めます」では、アナウンスしている車掌さんが「私の責任で閉めますよ」と宣言しているように聞こえます。

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