ニチレイのシステム障害で5000社に影響か? 高度化する物流システムの落とし穴
被害はどこまで拡大するのか──。不正アクセスによりシステム障害が発生している冷凍食品大手ニチレイは15日、サイバー攻撃を受けていたと発表した。システム障害は13日午前6時50分ごろに社内のシステム部門から報告があり、発覚。現時点で関連企業各社で「冷蔵倉庫の入出庫業務」「冷凍食品出荷業務」に影響が生じている。また、個人情報が漏洩した可能性もあるという。
ニチレイは国内最大規模の冷凍・冷蔵業務を担っており、取引先企業は約5000社に上る。被害の全容や、損失額はどれほどになるのか。本紙の取材に対し広報担当者は「詳細は調査中であり、また、お客さまとの取引情報に関する質問は回答を差し控える」と話した。
実際、外食、小売りなど、さまざまな業態で物流に支障が生じている。日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は、主力の「オリジナルチキン」を含む食材の配送をニチレイに委託しており、店舗によっては一部商品が販売休止となっている。
15日は、大手回転ずしチェーンくら寿司でも、すしネタが届かず一部商品が欠品していることがわかった。他にも、小売り大手イオンやスーパーのヨークベニマルで、冷凍食品や弁当など一部商品の欠品が発生。冷凍うどんなどを手がけるテーブルマークも、家庭用と業務用の冷凍食品が出荷できなくなっている。日を追うごとに、影響が拡大している状況だ。


















