ギャラクシー賞を引き立てた 久米宏&小宮悦子の名コンビ

公開日: 更新日:

 1年間に放送された優れた番組、個人などを表彰する「第55回ギャラクシー賞贈賞式」(主催・放送批評懇談会)が5月31日に行われた。

 テレビ部門、報道活動部門、ラジオ部門、CM部門の各部門の授賞とともに、個人が表彰されたが、55回のメモリアルとあって各界の大物クラスが受賞。ギャラクシー55周年記念賞は脚本家の倉本聰、志賀信夫賞(故人、放送評論家)は弁護士でBPO委員長だった川端和治、マイベストTV賞第12回グランプリはドラマ「陸王」が受賞、フロンティア賞はAbemaTV、特別賞はバカリズム、個人賞は高橋一生が受賞した。

 倉本の受賞の際には風吹ジュン、清野菜名が祝福に駆け付け、「陸王」はプロデューサーの伊與田英徳、役所広司が登壇し、72時間ホンネテレビが評価されたフロンティア賞にはサイバーエージェントの藤田晋社長と香取慎吾が登壇し、メモリアルにふさわしい豪華なメンバーとなった。

 しかし、各受賞を支えた立役者は司会を担当した久米宏と小宮悦子だった。久米&小宮はかつて権力に徹底的に立ち向かった「ニュースステーション」の名コンビ。公の場でのツーショットは小宮が同番組をやめた1998年以来か。小宮はヤンチャな司会ぶりで暴走気味の久米を抑える役を。久米が香取にSMAPについてのストレートな質問をし、香取が言葉に詰まると小宮が「直球で答える必要ないんですよ」とうまくフォローして、笑いを誘った。

 この名コンビ、このまま終わらせるのはちょっと惜しい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方