(1)老化や疾患の大本である「活性酸素」を無毒化する

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 20~30歳代の男性を中心に「完全栄養食」がよく利用されている。1日に必要とされる栄養素の3分の1が取れるように設計、加工された食品だ。

 忙しいときには重宝するが、これだけを食べ続けて健康を維持できるかどうかは疑問符がつく。その理由のひとつに「完全栄養食」の要素としては考慮されていない「ポリフェノール」の存在がある。

 炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル。これらの5大栄養素にプラスして、近年では食物繊維が第6の栄養素と考えられている。腸内の「善玉菌」を増やすためにも、食物繊維は欠かせない。だから「完全栄養食」には、食物繊維も含まれている。

 そして近年、腸内細菌と相互に健康機能を高める働きをすることが明らかになりつつある成分として注目されているのが、ポリフェノールなのだ。ポリフェノールは、ファイトケミカル(植物性化学物質)の一種。ファイトケミカルは、第7の栄養素といわれている。

 甲南女子大学医療栄養学部の川畑球一准教授は、「ファイトケミカルとは、植物が害虫や細菌・ウイルス、紫外線などから身を守るために、生存戦略として作り出す物質の総称です。われわれ人間には、苦み・渋み・辛み・色素・香りとして感じる成分です」と説明する。

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