赤身肉アレルギー急増! アメリカで初の死者、懸念広がる
アメリカで、赤身肉アレルギーによる初めての死者が確認され、驚きと懸念が広がっています。
2024年の夏、アメリカの国内線パイロットで47歳のブライアン・ウェイゼルさんは、バーベキュー・パーティでハンバーガーを食べた夜、突然激しい吐き気に襲われました。嘔吐した後意識を失い、そのまま亡くなりました。
死因の特定には1年以上かかりました。研究チームが医学誌に発表した報告によると、ブライアンさんは「アルファ ・ガル ・アレルギー(赤身肉アレルギー)」を発症していたことがわかりました。
アルファ・ガル・アレルギーは、牛・豚・羊といった哺乳類の肉に含まれる「アルファ・ガル」という糖に過敏反応を起こす病気で、食後3〜6時間たってから症状が出るのが特徴です。
マダニが動物の血を吸って体内にアルファ・ガルを取り込み、次に人を噛んだ際、人の免疫がこれを“危険物”と誤認してしまうことで引き起こされます。
症状としてはじんましんやむくみ、下痢、吐きなどがあり、重症の場合はアナフィラキシーに至ることもあります。


















