勝男ロスに捧ぐ!竹内涼真にもっと沼るドラマ4選。“妄想が捗る”異色作を見た?

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コクハク

 ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)にW主演した竹内涼真さん。亭主関白思考の化石男を演じており、これまでとは異なるコミカルな印象を大いに与えていました。“勝男ロス”となってしまった人も多いことでしょう。

 また、最近ではNetflixのドラマ『10DANCE』でダンスを披露し、色気をまとった姿で話題をさらっています。

 そんな多方面で大活躍中の竹内さんですが、これまでにも様々なテレビドラマの世界で魅力を放っていました。ということで、もっと竹内涼真さんにハマる出演ドラマ4作品をご紹介します。

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初の大役!『仮面ライダードライブ』(2014年~2015年)

 今や押しも押されもせぬ人気俳優となった竹内さんですが、その活躍のきっかけとなった作品と言えば、やはり2014年から2015年にかけて放映された特撮ドラマ『仮面ライダードライブ』でしょう。

 平成仮面ライダー第16作として製作された同作の舞台は、機械生命体ロイミュードにより重加速と呼ばれる現象が起きる世界。怪奇事件専門の部署・特状課に配属された刑事・泊進ノ介が仮面ライダードライブとなり、世界を救うために戦いを繰り広げる姿が描かれます。

 劇中で竹内さんは主人公に扮し、本作が初の大役とは思えないほどの圧倒的な存在感を発揮。泊進ノ介というキャラクターが成長していくように、竹内さんも俳優として大きな成長を遂げていく様子が伝わる好演でした。

 もともとカリスマ性を感じさせる出で立ちではあったものの、放送開始当初は演技面で未熟な部分があったのですが、回を重ねるごとにスキルアップしていく様には、やはり大器の片鱗を感じさせます。

 竹内さん自身の出番がない日でも現場に姿を現し、撮影を見学していたというのは有名な話で、そういった勉強熱心な部分も才能が開花した所以と言えるのではないでしょうか。

若手とは思えない存在感『下町ロケット』(2015年)

『仮面ライダードライブ』の放送終了後間もなく、竹内さんは日曜劇場『下町ロケット』に出演します。同作への出演がその後のキャリアを決定づけたと言っても過言ではないほど、当時、大きな話題となったのも記憶に新しいですね。

 池井戸潤さんによる小説を原作とする同作は、ロケットエンジンを開発するという壮大な夢を叶えようと努力する男たちの姿を描いた感動作。竹内さんは、「ガウディ計画」のチームリーダーとなる立花洋介役に扮しました。

 仮面ライダー時代と比べて、その演技にはさらに磨きがかかっており、初登場時から視聴者の脳裏に焼き付く鮮烈な印象を残しました。人間味あふれる演技の数々はリアルであり、人々の感情移入を引き起こす素晴らしいものでした。

 とてもまだまだキャリアの浅い若手俳優だとは思えぬほどの貫禄ある存在感で、他の俳優たちとはモノが違うことが伝わってきたのを憶えています。

 2018年放映の第2シリーズでも同役を続投し、3年の月日を経て、さらに成長。末恐ろしい俳優だなと感じたのは筆者だけではないはず。

応援したくなる熱演『陸王』(2017年)

『下町ロケット』での名演後、竹内さんは再び、池井戸ドラマで圧巻の演技を披露しました。足袋作りの老舗がランニングシューズ開発にすべてをかける、2017年放映の『陸王』にて、竹内さんはダイワ食品陸上部のランナーである茂木裕人役を好演。

 学生時代にサッカーで培った脚力と運動神経を武器に説得力ある演技を魅せました。成功と挫折を繰り返しながらもひたすらに努力し続ける姿は、ドラマのストーリーと重なる部分であり、物語を動かしていく立ち位置。

 視聴者は感情移入の対象として竹内さんを応援し続けたことでしょう。現に、その演技は『下町ロケット』時と同様に人間味あふれるものであり、視聴者の共感を呼びやすいものでした。

 竹内さんは池井戸ドラマとの相性が非常に良く、もともと持っている共感を呼ぶ演技に、共演の大御所俳優たちから見て学んだ新たな要素を肉付けしていくことで、抜群の演技を引き出すことに成功している印象を受けます。

 作品ごとに才能を伸ばしていけることはもはや才能の一つと言えて、そういった術を身につけている時点で、竹内さんは他の若手俳優とは一線を画す稀有な存在だと言えるでしょう。

まるでアナザースカイ!?『竹内涼真の撮休』(2020年)

 ここまでは竹内さんがあらゆるキャラクターになり切って‘‘演じている''姿を堪能できる作品を紹介してきましたが、最後に紹介する『竹内涼真の撮休』は少し毛色の異なる作品。

 同作は、竹内涼真という俳優が突然、撮休(撮影が休み)になり、どんな一日を過ごすのか?というテーマの元、虚実が織り交ざった世界観で物語が進行していくスタイルを取ります。

 要するに「竹内涼真さん本人役だけど、ストーリーはフィクション」というファンが“妄想”するには打ってつけの作品なわけです。

 例えば、カレーを作るために小池栄子さん演じるスパイス屋さんの店長と交流を深めたり、たまたま助けた老婆の自宅にお邪魔したり、竹内さんの代役俳優との奇妙な掛け合いを見せたりといった、実に多種多様な物語が用意されています。

 竹内さん自身は本人役ということもあり、非常に自然な演技を披露しています。一つ一つのリアクションが実にリアルで、彼の‘‘素の表情''を堪能しているかのような錯覚に陥ることでしょう。

 これこそまさにパラレルワールドの「アナザースカイ」! 竹内さん自身のプライベートが垣間見えたような気にさせられました。

勝男ロスの人は必見!

 役柄に合わせて、様々な演技を披露し続ける竹内涼真さん。『じゃあ、あんたが作ってみろよ』での演技は氷山の一角にすぎません。

 もしも今、“ロス”に陥っているのなら『じゃあつく』以外の出演ドラマも必見です。きっと彼のことがもっと好きになるはずです。

(zash)

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