アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝
16日にオランダ1部の名門アヤックス入りが発表された日本代表DF冨安健洋(27)が、21日に一時帰国して成田空港内で取材に応じた。
2021年夏に英プレミアの強豪アーセナルに移籍した冨安は、欧州トップクラスのDFとして高く評価されながら太もも裏、ふくらはぎ、膝を何度も痛めて戦線離脱。昨シーズンは開幕からベンチ外が続き、試合出場は24年10月のリーグ戦の後半40分に途中出場したのみ。今年2月には右膝の手術に踏み切り、7月にアーセナルとの契約を双方合意の上で解除。日本に戻って東京都内のスポーツ関連施設を拠点に懸命のリハビリを続けた。
「欧州でプレーしている日本人選手共通の悩みですが、ケガをした場合の治療はクラブの専属ドクターの見立てが優先されることが多く、症状に関して微妙なニュアンスを伝えるのに難渋したり、大がかりな手術に『日本に帰って気心の知れているドクターに執刀してもらいたい』と不安を訴える日本人選手が多かった。アーセナルとの契約を解除することで冨安は治療を自分の判断で行えるようになり、帰国後は東京・北区にある国立スポーツ科学センター(JISS)に通い、膝など下半身のケガの再発防止のための専用メニュー消化に励んだ。11月に入るとフィジカルコンディションが急速に回復、上昇して負荷をかけた実戦形式の対人プレーもこなせるようになった。冨安の所属事務所UDNが欧州の複数クラブと移籍交渉を続け、最終的に冨安が『兄貴分』と慕う日本代表のDF板倉滉(28)が8月に加入したアヤックスに移籍することになった」(サッカー記者)


















