ローソン日本第1号店は大阪「桜塚店」 ルーツは米オハイオ州の牛乳屋さん
50周年の節目といえば、夫婦なら「金婚式」。互いに健康で共白髪を誓った男女でも、およそ3割しか迎えることができない特別な記念日だ。50年も愛し愛されてきた企業やロングセラー商品も数あるが、そこに至るまでにはどんな苦労を重ねてきたのだろうか。
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いまでは生活に密着しているコンビニエンスストアだが、その歴史はそれほど古くない。
セブン─イレブンの1号店オープンは1974年5月。東京都江東区豊洲だった。GMS(総合スーパー)と呼ばれるダイエーやイトーヨーカ堂が急成長していた時期だ。そこへ登場したのがコンビニ。
翌75年6月14日、大阪府豊中市にローソン1号店「桜塚店」は開業した。ところで、ローソンという社名(店名)はどこからきているのだろうか。
「ロゴマークにミルク缶が描かれています。アメリカのオハイオ州で牛乳屋さんを営んでいたJ・J・LAWSON(ローソン)さんに由来しています」(ローソン広報担当者)
一言でいえば「ローソン」は人名から名づけられたわけ。39年にローソン氏は牛乳販売店を開業した。新鮮さが評判を呼び、「ローソンさんの牛乳」は大繁盛。その勢いに乗り、ローソンミルク社を設立。日用品なども扱うようになり、コンビニの原型のようなスタイルとなっていく。


















