村“神様”も右肩下がり? 日本人野手のメジャー挑戦に「投高打低」の関門
野手にとって長い冬の時代である。
21日、ホワイトソックスと交渉中だと米メディアで報じられたヤクルトの村上宗隆(25)。交渉期限は日本時間23日の午前7時。ポスティングによる念願のメジャー移籍で、果たしてどれだけの額を手にできるのか。
米メディアによる予想金額は徐々にトーンダウンしている。「スポーツ・イラストレイテッド」は今年8月、「総額2~3億ドル(約314~471億円)規模の契約になるだろう」と報道。それが11月に入ると、移籍情報を専門に扱う「トレード・ルーマーズ」が「最大8年1億8000万ドル(約283億円)」と下方修正。「ラウンドテーブル・スポーツ」は去る21日、「最新情報だと年俸は1500万ドル(約23億円)にも届かないだろう」と、過去最安値をつけた。
村上のヤクルトでの年俸は6億円。日本でプレーし続けるより遥かに稼げることは間違いないにせよ、22年に三冠王に輝き、首位打者や本塁打王、打点王、最高出塁率を合わせてタイトルを8個も獲得した村上でさえも、この扱いだ。
現在、メジャーでプレーする日本人選手は大半が投手。野手は鈴木(カブス)、吉田(レッドソックス)、二刀流の大谷(ドジャース)のみ。これは近年の日本球界の「投高打低」とも無関係ではないだろう。


















