サラリーマン平均給与は3.9%増の474万円だが…「1000万円超」は6.2%

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 サラリーマンになり、まず目指す給与1000万円の世界。

 国税庁が発表した2024年分の「民間給与実態統計調査」によると、1年を通じ民間企業に勤務した給与所得者5137万人のうち給料、賞与、手当の合計で1000万円超の給与をもらう人は320万人となっている(男性286万人、女性34万人)。

 前年から15%、51万2000人増えたが、1000万円超サラリーマンは就業者全体のわずか6.2%。前年の5.3%から1ポイント増えたのは、大手企業の賃上げ、そして、人手不足から高収入、好待遇で優秀な人材確保を目的に人事・給与制度改革を実施した企業が増えたことが挙げられる。

 平均給与は478万円で前年比3.9%と18万円増加した。給与階級別では、年間給与額300万円超400万円以下が最も多く、826万人と就業者全体の16.1%を占める。次いで400万円超500万円以下が787万人(15.3%)を占める。

 1000万円長者が最も多い業種は電気・ガス・熱供給・水道業で平均給与は832万円、次いで金融・保険業が702万円。一方、平均給与が低いのは宿泊業・飲食・サービス業で279万円、農林・水産・鉱業が348万円だ。

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