「検察側の罪人」原田監督語る 木村拓哉の演技と籠絡テク

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 木村と二宮のキャスティングありきでスタートした本企画。エリート検察官を演じた木村、その先輩検察官を慕う若き検事を二宮が演じた。

「ニノの『嵐』としての活動は詳しくないんですが、『硫黄島からの手紙』(2006年)で見せた俳優としての存在感は目を見張るものがあった。木村さんはバラエティー番組ですました顔でジョークを飛ばす姿や『2046』(04年)でのナチュラルな間の取り方が素晴らしいなあと。ただし、2人ともタイプが違う。サッカーのポジションでたとえるなら、木村さんはボランチで、ニノはフォワード。それぞれ演技者としての確固たるスタンスを持っていますよね」

 2人はトップスターと形容されることも多い。それはほかのジャニーズの面々も同じだが、「僕が知る限り、ジャニーズのタレントさんは皆、礼儀正しい」と明かす。

「現場でもとても気持ちいいんですよ。しかも、演技者として訓練を積んでいるから、いいものを持っている。今回の現場で木村さんは、いろいろなアイデアを出してくれた。それは決してスターのエゴではなく、純粋に作品をよりよくしたいという思いによるもの。一度も怒鳴らなかったし、彼の助言や提案はほとんど採用しました」

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