キムタクは“御一行”で…被災地を単身訪れた斎藤工との差

公開日: 更新日:

 8月4日、木村拓哉がV6三宅健生田斗真ら後輩を引き連れ、西日本豪雨で多大な被害を受けた広島・呉市を訪れた。「Johnny’s Smile UP! Project」と書かれたおそろいの帽子とTシャツを着用したキムタクご一行は現地の小学校で炊き出しを行い、被災者と写真を撮り、サインをするなど気さくに対応した。その様子は翌日のワイドショーでも流され、「さすがキムタク」と持ち上げられていた。だが、一方で現地のこんな声もある。

「今必要なのは炊き出しよりもかき出し。たまった泥のかき出しなどの労働力です。被災地を訪ねてくれるのはありがたいけど、取材するマスコミもいるから道路は渋滞するし、作業は滞るし」

 キムタクは24日に嵐の二宮和也と初共演した映画「検察側の罪人」が公開される。その完成披露試写会で「昨日、一昨日と(被災地で)食料を手渡してきました。今日は『検察側の罪人』という作品を手渡すことができてうれしい」とコメントしたが、炊き出しと映画を一緒にするのはどうなのか。

 一方の斎藤工は、単身でいち早く現地に乗り込み、泥のかき出しなどを手伝い、現地の人が感謝の気持ちをSNSに上げたことから発覚した。プライベートで自分の意思で訪れた斎藤と、マスコミも一緒のキムタク。芸能関係者は「SNSの時代、わざわざマスコミを連れていかなくてもSNSで拡散される。その方がよっぽどイメージが上がる」と語る。

 いっそのこと、杉良太郎みたいに「売名ですが、それが何か」と開き直るくらいの男気があれば。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー