城下尊之
著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

岩崎恭子に擁護論もあるが…別居中なら不貞は許されるのか

公開日: 更新日:

 まず、不倫報道の前日に発表したタイミング。そこで潔く離婚を明らかにすることで、翌日の不倫記事の印象を弱める効果があった。さらに、不倫を解消したことを説明し、一連の流れを完結させてしまった。

 記者会見で聞かれそうな疑問点を自ら公表することで、それ以上の騒動の拡大を結果的に抑えてしまった。実は、報道各社が伝えたのはブログの翌日ぐらいで、会見の要請もなかった。

 彼女にしてみれば、メディアで発信していく仕事をしているので反省を見せたわけだが、2020年オリンピック関連で増えるであろう仕事への悪影響を考えたはずだ。これが、不倫相手である、やり手のPR会社役員の助言だったかは知らないが、僕がベストな行動だったという意味が分かっていただけると思う。

 もっとも、今回の不倫・離婚問題で、ひとつ気になる部分があった。別居・離婚協議中の恋愛だったのだから、わざわざ恋愛を解消する必要はないのではないかとする意見があちこちから聞こえてきたことだ。婚姻関係が破綻した後の恋愛は、「不貞行為として離婚問題に影響しない」との判例もある。さらに、それをよしとする社会的な雰囲気が出てきているような気がする。まあ、僕たちメディアが、「いいじゃないか」と言い続けてきたこともあるのかなと考えさせられた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗