「下町ロケット」は不完全燃焼も…TBSドラマ制作の“底力”

公開日: 更新日:

「年間平均トップの『99・9%』の最終回は、今年の全連ドラ唯一の20%超え。直近の10月期の3枠すべての最終回が番組最高視聴率というのは、“盛り上げ上手”の証明です。視聴率が番組の評価と必ずしもリンクするものではありませんが、TBSのドラマづくりが“巻き込む力”を持っているような気がします」

「下町ロケット」も、平均18・5%を記録した15年の前シリーズに比べ、今期は13%前後を行ったり来たりと物足りなかったとはいえ、12月23日の最終回で16・6%を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。新年1月2日には、スペシャル版が放送される。1クールでは収まり切らなかった“その後”が描かれるらしい。

「『下町ロケット』の“得意技”といえば、出演者の顔のドアップ。他に正月特番が並ぶ中、ザッピングの手を止めさせるためにも、そんな“顔芸”が善玉、悪玉入り乱れて炸裂するでしょう。主演の阿部寛ら佃製作所チームが、不完全燃焼を感じた最終回の“もやもや”をスッキリさせてくれることを期待します」(亀井徳明氏)

「下町ロケット」が描く“ものづくり”への情熱が、そのまま“ドラマづくり”への情熱になっているかが試される。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」