著者のコラム一覧
クロキタダユキ

トレイン・ミッション(2018年、米、英、仏)

公開日: 更新日:

 還暦オヤジのマイケルは突然、会社にリストラされる。住宅ローンの返済や息子の教育費を抱えて途方に暮れたままいつもの電車で帰路に就くと、車内で謎の美女から怪しい依頼を持ちかけられる。報酬は10万ドル。オイシイ話は、恐るべき陰謀の渦中に叩き落とされる幕開けだった。

「バルカン超特急」や「大陸横断超特急」など電車を舞台にしたミステリーサスペンスは名作揃い。本作は、庶民的な通勤電車をモチーフにしてる点が興味深い。

 セリフは劇中マイケルが口にしたデュマの小説の一節。

 この言葉通り、黒幕に妻子を人質にとられて孤立無援の冴えないオヤジは、悪戦苦闘しながら前進する。

 中高年を演じたらピカイチのリーアム・ニーソンの演技がとにかく渋い。

「96時間」シリーズでも体当たりの演技を披露したように、サラリーマンの悲哀を漂わせながらハラハラのアクションを展開する。

 犯人の罠で電車が脱線するシーンは、ド迫力だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ベネズエラ戦惨敗は井端監督の「自業自得」…リリーフ崩壊は昨年末から始まっていた

  2. 2

    大谷も「勝てる要素のある試合」と悔いた 侍J最悪のWBC8強止まり…井端監督チグハグ采配の痛恨

  3. 3

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁

  4. 4

    侍J選手を“殺した”井端監督の偏重起用、場当たり、塩漬け…こうして結束力に亀裂が生じた

  5. 5

    国立大学なら入学辞退率がゼロに近いはずだけど実態は? 有名私立と天秤にかけられる意外な大学

  1. 6

    「国宝」日本アカデミー賞10冠の陰で…森七菜“最優秀助演女優賞”逃した不運と無念

  2. 7

    侍Jを苦しめるNPB「選手ファースト」の嘘っぱち トレーナーの劣悪待遇に俳優・渡辺謙もビックリ?

  3. 8

    広瀬すず 映画賞受賞ラッシュでも残された大仕事「大河ドラマ出演」への“唯一のネック”

  4. 9

    「ガキ使」の没個性化が進む? 松本人志の“週替わりCM”で「本編」が希薄化の危機

  5. 10

    黄川田こども担当相の“ポンコツ答弁”が炸裂! 立憲・蓮舫氏との質疑で審議が3回も中断する醜悪