著者のコラム一覧
ラリー遠田お笑い評論家

1979年、愛知県名古屋市生まれ。東大文学部卒。テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。現在は、お笑い評論家として取材、執筆、イベント主催、メディア出演。近著に「松本人志とお笑いとテレビ」(中央公論新社)などがある。

M-1に強烈な爪痕残した ぺこぱ“掟破りの優しいツッコミ”

公開日: 更新日:

 彼らのここまでの道のりは決して順風満帆ではなかった。ボケとツッコミを入れ替えたり、松陰寺が着物を着たり、ローラーシューズを履いたり、試行錯誤を繰り返した末にようやく今の芸風にたどり着いた。

 2019年には元日の「ぐるナイおもしろ荘」で優勝を果たしたが、ブレークすることはできなかった。しかも、5月には当時の所属事務所だったオスカープロモーションがお笑い部門を閉鎖したため、契約解除の憂き目に遭っていた。その後、カンニング竹山の仲介でサンミュージックプロダクションに入った。

ぺこぱ」は韓国語で「お腹がすいた」という意味だという。彼らはその名の通りのハングリー精神を発揮して、逆境から這い上がってチャンスをものにしたのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に