テレ東に時代が追いついたか? 就活学生に1番人気の背景

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 就活中の学生に希望する会社を聞く人気ランキングで、テレビ東京が初めてテレビ業界トップになったと話題だ。企業の採用などを支援する株式会社ワークス・ジャパンによると、上位100位以内に入ったテレビ局は2社で、テレビ東京は51位でNHKの61位をも上回った。かつて「番外地」と各局から呼ばれたが、開局56年で業界トップに立ったのである。

 人気タレントに頼らない、企画重視の独自路線で視聴率を伸ばし、快進撃を続けている。それが社員の待遇向上にもつながり、持ち株会社テレビ東京ホールディングスの年収は平均1410万円(平均年齢47・6歳)と、業界リーディングカンパニーの日本テレビホールディングスの平均1372万円(平均年齢48・8歳)と比べても遜色がない。かつて他局の5掛け、7掛けといわれた制作費も、他局との違いがほとんどなくなっているそうだ。

 テレ東の独自スタイルには事件や有事があったときでも、アニメを放送するくらい突き抜けていることにある。それが大企業といった組織よりも、個の時代の考え方にマッチしてきたのではないか。良く言うと、時代がテレ東に追いついてきた。失うものはないという捨て身の覚悟みたいなものも感じられ、それは他局と違う。そういうところも学生は見て、格好よく映るのかもしれない。

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