投手・大谷翔平が機能不全で…ドジャース「そこまでやるか」の大補強、CY賞左腕スクーバル獲得の裏
その瞬間、ロッカールームにいたレッドソックスの選手たちも仰天、目を白黒させて「そこまでやるか?」という表情だったそうだ。
日本時間2日、ドジャースは2-3でレッドソックスに連敗。3連戦の負け越しが決まった試合直後のことだ。
ドジャースが昨年まで2年連続でサイ・ヤング賞を獲得した左腕、スクーバル(29=タイガース)をトレードで獲得したというニュースがドジャースタジアムのネット裏を駆け巡った。4日午前7時の期限に迫る駆け込みトレード。ドジャースからは若手有望株3人がタイガースに移籍する。
スクーバルは今オフ、FA権を取得する。タイガースにプレーオフの可能性があればともかく、2日現在、53勝58敗と地区首位のホワイトソックスと5.5ゲーム差の4位で、ワイルドカードによるプレーオフ進出も厳しい。球団との残留交渉も不調だっただけに、ポストシーズンを念頭におく複数の球団がトレードによる獲得を打診していた。
とはいえ、ドジャースは現時点で2位のダイヤモンドバックスに10ゲーム差をつけて地区首位を独走している。しかも負傷者リスト(IL)入りしているグラスノー(32)とスネル(33)は早ければ今月下旬には復帰予定だ。レッドソックスナインが「そこまでやる必要があるのか?」と驚いたのは無理もなかった。
「ドジャースは以前からスクーバルに白羽の矢を立てていました」と、特派員のひとりがこう続ける。
「同様にドジャースは160キロ右腕で昨年のサイ・ヤング賞投手のスキーンズ(24=パイレーツ)も評価していましたけど、スクーバルの方が制球もよく四球が少ないと判断していた。ただし、今年はオフのFA交渉がスムーズにいくとは思えない。現労使協定は12月1日に失効する。新労使協定に向けた経営者側と選手会側の交渉がもつれれば、移籍交渉も進まないうえ、仮にサラリーキャップ制が導入されればカネにモノを言わせることもできなくなる。それに今回のスクーバルをめぐっては、ナ・リーグ中地区の首位を走るブルワーズも獲得を狙っていた。ブルワーズには今季のサイ・ヤング賞が確実視される170キロ近い速球が武器のミジオロウスキー(24)がいて、スクーバルが加わればワールドシリーズ3連覇を狙うドジャースにとって、とてつもなくやっかいな存在になる。ブルワーズ入りを阻止するためにも、スクーバル獲得に本腰を入れたという声もあります」
とはいえ、ドジャースがスクーバルを獲得した理由はそれだけか。
「大谷翔平(32)ですよ」と、別の特派員がこう言った。


















