中居正広にプロデューサーの才 児童書バカ売れで実力証明

公開日: 更新日:

 中居正広(48)が監修し、28日に発売した絵本「♪ピンポンパンポンプー」(マガジンハウス)は予約注文だけで10万部を突破。「Amazon売れ筋ランキング」の「学習(本)」「テレビ朝日・朝日放送系の本」「児童文学」で1位の快挙だが、中居のネーミングがトリッキーすぎると話題だ。

 同書は番組共演者の劇団ひとり(43)がキャラクターをデザイン、社会学者で作家の古市憲寿(35)が文を担当。カピバラの「のんちゃんとびりーくん」が魔法の合言葉「ピンポンパンポンプー」で仲直りする友情を描いた心温まる絵本で、中居はタイトルを命名。

 子ども向け番組「ピンポンパン」がヒントになっていることは想像に難くない。昭和感のある言葉を掛けあわせる直球センスが斬新すぎるというのだ。

 中居のネーミングセンスはSMAP時代からで、キスマイの派生ユニット「舞祭組」(ぶさいく)では「なかいさん」名義で楽曲をプロデュース。13年発売のファーストシングルは「棚からぼたもち」、14年のセカンドは「てぃーてぃーてぃーてれって てれてぃてぃてぃ 〜だれのケツ〜」、15年のサードは「やっちゃった!!」の3部作。デビューシングルは、キスマイでは常に後方で目立たなかった4人にスポットが当たったことを自虐的に“棚からぼたもち”と表現。セカンドシングルは、曲のタイトルを失念したときにハミングで伝える節を、そのまま題名にするというキテレツぶりは、モーニング娘。のつんくをも想起させる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ