著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

NHK朝ドラ歴代ヒロイン演じた女優たちは今どうしている?

公開日: 更新日:

 1月にスタートした連続ドラマ「その女、ジルバ」(フジテレビ系)に注目している。

 原作は第23回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した有間しのぶの同名コミック。アパレルの販売員から“姥捨て山”の物流センターに出向、冴えない毎日を送っていたヒロイン笛吹新が偶然目にした「ホステス募集 ただし40歳以上」という張り紙に引かれ、超高齢熟女バーの扉を開け、アララという源氏名で見習いホステスになる話だ。

池脇千鶴は冴えないアラフォー役が話題

 ヒロインを演じるのは池脇千鶴。久々にテレビで見たが、冴えない40歳という役柄のせいか一瞬だれかわからないほどの老けっぷり、あれっ、和久井映見!? と一瞬見紛った(失礼!?)。

 熟女バーのママ・草笛光子を筆頭に草村礼子や中田喜子、久本雅美と熟年の個性豊かな面々で合言葉は「女は、四十から!」。先輩ホステスや常連客たちから「ピチピチ」「ギャル」と言われ、まんざらでもない様子。

 こんな感じの話でどんどん魅力的になっていく新。なるほど、だから最初は冴えなかったのかと見事な役作りに脱帽。昔から演技力には定評があった池脇だが、昨今、役柄に恵まれなかったのか、ドラマではご無沙汰で久々の主演は楽しみだ。

 朝ドラ「ほんまもん」でヒロインを演じていた時は少女という感じだったが、あれから20年、アラフォー役をやるようになったのかと感慨深い。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解