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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

リスナーとの絶妙な関係を続ける三四郎・小宮の壮大な実験

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 このファンクラブを発案したのは、かつて番組のディレクターだった石井玄。彼は「アルコ&ピースのANN」が番組に多くの熱狂的ファンがついていたにもかかわらず終了してしまった苦い経験を経て、番組が終わらないためにはどうしたらいいか考えるようになったという。

 番組が面白く、リスナーの熱量が高いだけではダメ。それを可視化できなければならない。そこでイベントなどを積極的に打つようになった。さらに「絶対終わらせないって気持ちの表れ」(とうこう・あい「QJWeb」21年7月28日)としてファンクラブを立ち上げたのだ。

「こういうものがあれば、安易に『番組を終了する』とはならないだろうし、なったとしても『この抱えた会員たちをどうするんですか?』って話になるはずだから」(同前)と。

 冒頭の番組では、仕事の優先順位は「テレビ、CM、Web、ライブ、雑誌などの紙媒体、ラジオ」の順だとうそぶいていた小宮だが、ニッポン放送のイベントには積極的に参加。ファンクラブのブログを精力的に執筆するなど、ラジオを続けるための努力は怠らない。また、1部昇格前の頃から「1部に昇格してすぐ終わるくらいだったら、ここで長く続けたい」(太田出版「ケトル」vol.45=18年10月12日発売)とも語っていた。

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