高市首相への手紙「公平で公正な日本のために」…赤木雅子さんが奈良の地元事務所へ
『内閣総理大臣 高市早苗様 急に寒さが増しましたが、いかがお過ごしでしょうか』
森友事件の公文書改ざんで夫の赤木俊夫さんを亡くした赤木雅子さんが、高市首相に手紙を書いた。便せん2枚に手書きで思いを綴った。
『このたびは総理大臣ご就任おめでとうございます。政府の最高責任者となられた高市総理に、森友事件の遺族としてお願いがございます』
願いとはずばり、森友事件に関する再調査だ。石破茂前首相の決断で森友関連文書の開示が始まり、これまでに約5万4000枚が開示された。そこから浮かび上がったのは、森友学園への国有地値引きが不当だったこと。国有地を管理する国土交通省大阪航空局の調査でも、値引きの根拠とされたゴミが想定の4分の1しかなかったことが先月明らかにされた。
さらに、公文書改ざんが安倍昭恵さんに関する記述を消すためだったことも開示文書から浮き彫りになった。いずれも、森友学園に土地を売り払った財務省の調査報告書には書かれていないことばかりだ。雅子さんはこうした経緯を記した上で訴えた。
『そこでお願いがあります。森友事件と公文書改ざんについて改めて第三者による再調査をしてください』


















