投資信託でブロックチェーン関連が人気の背景 純資産総額1位の銘柄は基準価格が6年で6倍に

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 ビットコインの値動きに注目が集まっているが、日本ではETF(上場投資信託)が解禁されていないため、手軽に投資できない面がある。そんな中、ビットコインの基盤技術といえるブロックチェーンに注目する投資家も多いようだ。

 投資信託協会のデータで「ブロックチェーン」をキーワードに検索をすると、11ファンドが抽出される。その中で最も純資産総額が多いのが「インベスコ世界ブロックチェーン株式F」(愛称、世カエル)だ。2019年7月に設定された投資信託で、25年4月のトランプ・ショック以降、純資産額を伸ばしている。日本を含む世界各国のブロックチェーン関連株式を投資対象とし、コインシェアーズ・ブロックチェーン・グローバル・エクイティ・インデックスに連動する運用を行う。

 基準価額は4月9日の2万4273円から10月27日には5万9394円へ約145%上昇。同ファンドは、米国証券取引委員会(SEC)が現物型ビットコインETFを承認するとの期待が高まった23年にも、1年間で基準価額が74%上昇し話題となった。ブロックチェーンビジネスへの需要拡大を見込み、関連企業の株価が急騰したためだ。設定来でみると、基準価額は約6年で約6倍に達している。

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