【すだち】「気」を巡らせてストレスを緩和し肩こりを改善
最近、ストレスが多い。気分が晴れないうえに、いつも肩がこってつらい……。
現代人の大きな悩みのひとつである「肩こり」。肩周辺の筋肉が緊張することによって、血流が悪くなることで生じます。デスクワーク、眼精疲労、姿勢の悪さ、運動不足のほか、ストレスも肩こりを引き起こす大きな要因です。
ストレスは自律神経に影響を及ぼします。自律神経は活動的なときに優位になる交換神経と、安静時に優位になる副交感神経があり、ストレスを感じると交感神経が優位になって筋肉の緊張が高まります。その結果、肩周辺にある筋肉内の血管が圧迫されて収縮することで血行が悪くなり、肩こりが引き起こされるのです。
シニアはそもそも加齢によって肩周辺の筋肉量が減っているため、血流が悪くなりがちです。また、椎間板の水分量が不足していることから、年々、首の動きが悪くなり、ひいては肩回りの筋肉が緊張して痛みが現れやすいのです。
これからの季節は寒さによって筋肉内の血流が滞りやすく、新陳代謝が悪くなることで疲労物質がたまり、筋肉が硬くなる傾向があります。肩こりの慢性化は、いよいよストレスになるという悪循環を引き起こします。早めの改善を図りましょう。


















