講演のたびに「日刊ゲンダイの記事を楽しみにしています」と声をかけられます
天野篤(順天堂大学心臓血管外科学講座 特任教授)
                         日刊ゲンダイに連載を開始させていただいたのが、2014年7月なので、すでに11年以上の期間にわたってお付き合いいただけたことになります。
 途中で埼玉県知事選候補にと誘いを受けたことがあり、当然のことながらルール上、メディアとの関わりを一切断つ必要があり連載中止の可能性があったものの、噂の3~4日後には知事選に出ることを完全に辞退したため事なきを得ました。今では懐かしい思い出です。
 さらに、私個人の社会問題があっても同様な憂き目にあったのでしょうが、それもなかったということは、この11年間は本紙の連載に関わったことで比較的品行方正に医師活動ができていたという証明でもあり、あらためて日刊ゲンダイさんには感謝せねばなりません。
 講座の主任教授を退任後は40年以上の医師経験から地方で講演を依頼されて出かけることも多いのですが、そのたびに「日刊ゲンダイの記事を楽しみにしています」と声をかけられます。このことは私自身だけでなく本紙への励ましと感じ、少しでもみなさんに役立つ医療情報をお届けしなければと気合が入りますし、紙面として期待してくださっている方々を失望させてはいけないと思うのです。                    

                                    
















