高石あかりは明るいキャラクターの内側にある個性的な感性が印象的
髙石あかり(連続テレビ小説「ばけばけ」/NHK)
今田美桜、小芝風花、橋本環奈、浜辺美波ら1990年代後半以降生まれの世代がドラマや映画の主演の中核を担うようになってきた。2025年秋のドラマでも、注目の若手女優が多数活躍している。今日から12回にわたり、彼女たちの魅力と素顔を徹底分析したい。
新しいNHK連続テレビ小説「ばけばけ」の放送がスタートして、ヒロイン・高石あかりの評価が日を追うごとに上昇を見せている。
彼女が演じるトキのやさしくて愛らしい姿は、明るい「灯り」となって、みんなの心を照らす。自分だけが光を放つのではなく、おでんのつゆのように周囲に染みて作品の世界観を支える力を持つのが、彼女の特徴だ。
2002年12月19日生まれ、宮崎県出身。2014年にエイベックスグループ主催の新人オーディション「キラチャレ」(生見愛瑠、2026年前期朝ドラでヒロインを演じる上坂樹里も輩出)で入賞。2021年公開の初主演映画「ベイビーわるきゅーれ」で脚光を浴び、2023年公開の映画「わたしの幸せな結婚」では今田美桜の妹役を好演した。
彼女に初めてインタビュー取材でお会いしたのは、2年前の6月だった。明るいキャラクターの内側にある個性的な感性が印象的で、日刊ゲンダイ2024年新春号に掲載された女優評論家が選ぶ「ブレーク女優候補」に畑芽育、影山優佳、鳴海唯らとともに挙げた。


















