「モンテスキューノート」首藤瓜於著
「モンテスキューノート」首藤瓜於著
四谷の土手で女性の死体が発見された。顔が切り刻まれた無残な姿だった。2日前に見つかった死体と同じ凶器が使われている。刑事の青木一はアメリカ人の元精神科医、レイチェル・キーンを訪ねる。そこにはレイチェルに呼ばれた警察庁の警視、鵜飼縣も来ていた。青木が、被害者が2人とも右の眼球をえぐり取られていたことを説明すると、いつもは冷静沈着なレイチェルが動揺し、手にしていたワイングラスを取り落とした。翌日、レイチェルは失踪する。
縣は、その日、レイチェルが昔の同僚から連絡があったと言っていたことを思い出し、かつてレイチェルが担当した患者のカルテを調べることに。
元精神科医が猟奇的殺人事件に挑戦する。 (講談社 2255円)



















