「モンテスキューノート」首藤瓜於著

公開日: 更新日:

「モンテスキューノート」首藤瓜於著

 四谷の土手で女性の死体が発見された。顔が切り刻まれた無残な姿だった。2日前に見つかった死体と同じ凶器が使われている。刑事の青木一はアメリカ人の元精神科医、レイチェル・キーンを訪ねる。そこにはレイチェルに呼ばれた警察庁の警視、鵜飼縣も来ていた。青木が、被害者が2人とも右の眼球をえぐり取られていたことを説明すると、いつもは冷静沈着なレイチェルが動揺し、手にしていたワイングラスを取り落とした。翌日、レイチェルは失踪する。

 縣は、その日、レイチェルが昔の同僚から連絡があったと言っていたことを思い出し、かつてレイチェルが担当した患者のカルテを調べることに。

 元精神科医が猟奇的殺人事件に挑戦する。 (講談社 2255円)


【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が

  2. 2

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  3. 3

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  4. 4

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  5. 5

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  1. 6

    大食いはオワコン?テレ東番組トレンド入りも批判ズラリ 不満は「もったいない」だけじゃない

  2. 7

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  3. 8

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!