「世界は団地でできている」団地団著

公開日: 更新日:

「世界は団地でできている」団地団著

 団地が登場するさまざまな作品、特に「団地映画」を通して、社会や風俗、家族、ジェンダーなど、縦横無尽に語るトークイベントの書籍化。

 団地映画に正史などないが、もしあるなら第1作は、1961年公開の森繁久弥主演「喜劇 駅前団地」だと定義。映画には売り出されて間もない百合ケ丘団地(神奈川県)の姿が収められており、その映像からも巨大団地がいかに開発主義的なものだったかが伝わってくるという。翌年に公開された「しとやかな獣」は、晴海団地(東京都)を舞台に、高度経済成長期の日本人の心のありさまを風刺的、先駆的に描いた団地映画の傑作だという。

 以降、古今東西の団地映画や小説、漫画を俎上に、戦後社会の変遷を考える。 (集英社 1089円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK3年連続赤字で番組制作費82億円カット…タモリもダーウィンも華大も豊臣もピンチ!

  2. 2

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  3. 3

    289億円負債で経営破綻した絆ホールディングスと政界の“不可解なキズナ”を福祉関係者が注視

  4. 4

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 5

    日テレが「news LOG」和久田麻由子を全面バックアップできない切実事情…佐藤栞里や有働由美子との決定差

  1. 6

    「愛子天皇」潰しが国会の最優先法案? 麻生副総裁の野望に振り回される皇室と国民生活

  2. 7

    本田圭佑がサッカーW杯解説で「独り勝ち」 テレビ&CM争奪戦ボッ発で“ワリを食った”あの人

  3. 8

    高市首相の「反社会性パーソナリティー」を精神科医が懸念…海外メディアもG7での“虚勢”をさらし上げ

  4. 9

    元ボクシング世界王者・薬師寺保栄が妻に無断でレースQの愛人を「養女」に…妻が明かした苦しい胸中

  5. 10

    ソフトバンク中村晃が現役引退へ…当面の仕事は「幼稚な二軍選手」の根性叩き直し