「世界は団地でできている」団地団著

公開日: 更新日:

「世界は団地でできている」団地団著

 団地が登場するさまざまな作品、特に「団地映画」を通して、社会や風俗、家族、ジェンダーなど、縦横無尽に語るトークイベントの書籍化。

 団地映画に正史などないが、もしあるなら第1作は、1961年公開の森繁久弥主演「喜劇 駅前団地」だと定義。映画には売り出されて間もない百合ケ丘団地(神奈川県)の姿が収められており、その映像からも巨大団地がいかに開発主義的なものだったかが伝わってくるという。翌年に公開された「しとやかな獣」は、晴海団地(東京都)を舞台に、高度経済成長期の日本人の心のありさまを風刺的、先駆的に描いた団地映画の傑作だという。

 以降、古今東西の団地映画や小説、漫画を俎上に、戦後社会の変遷を考える。 (集英社 1089円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    萩本欽一(11)ひとりぼっち寂しく貧乏飯を食べながら「先生も同級生もバカだな」と思うことにした

  3. 3

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  4. 4

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  5. 5

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  1. 6

    医学部に進学した息子のために老後破産したエリートサラリーマンの懺悔

  2. 7

    初期ビートルズの代名詞のような2曲の、まるっきり新しかったポップさ、キュートさ、叫びっぷり

  3. 8

    混戦制した河本結の"自己中プレー"に中継解説者が苦言…人気女子プロに問われるモラルとマナー

  4. 9

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  5. 10

    ますます劣化する高市官邸…ポテチパッケージ白黒変更を「カルビーの売名行為」と幹部暴言しSNS大炎上