「福祉は誰のため?」竹端寛著

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「福祉は誰のため?」竹端寛著

「生活保護を受給してパチンコをしている人はズルなのか?」「薬物依存で捕まった芸能人は、人間としても『ダメな奴』なのか?」「自己責任社会では、歯を食いしばって頑張らないと、負け組になるのではないか?」「障害のある子どもは、普通学級ではなく特別支援学級で学ぶべきか?」など。

 各自それぞれに意見があり、結論を導き出すことが容易ではないテーマを取り上げ、福祉と社会の「あいだ」について考えを深めるテキスト。

 その考察を通じ、日本の社会が抱える構造的な問題をあぶり出し、多くの人にとって一見すると他人事に思える福祉の課題も、分解して考えてみるとそれぞれの価値観にもつながる部分があったり、自分事としてとらえられる部分があることに気づかせてくれる。 (筑摩書房 990円)


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