著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

伊集院光パワハラ疑惑に驚愕…誰しも年を取れば存在自体が“ハラスメント”になる

公開日: 更新日:

 芸人の中でも「こいつほんとにボケてるんです」と言われ、「へへへ」と笑っていられるやつはいいが、それが嫌いな人間だっている。ましてや笑いの素人であればイジられて「おいしい」などと思えないのは仕方がない。

 若い頃ならまだいい。スタッフも同じように若く、これから共に駆け上がろうという結束があれば、スタッフいじりも若者同士のじゃれ合いみたいなものだ。

 しかし伊集院くんはもう若手ではない。今や大御所だ。ラジオに情熱を注ぐラジオ界のレジェンドといってもいい。つまりすでに大きな「権威」なのである。

 おそらくトークは、番組内で失言した女子アナをそれとなく諭しながら笑いにして発言されたものだろう。

 しかし言われた方は「つるし上げ」「笑いものにされた」と感じる場合もある。こちらは「番組を作っていく仲間」と思っていても、下から見れば「上司と部下」なのである。

 我々は年を取った。もう若者の代表ではない。年かさというだけですでに「権威」なのだ。存在自体がハラスメントとも言える。

 自戒も含めて、そこら辺の意識の切り替えは、今や40代を過ぎたあたりから必要なのではないだろうか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々