ナチスの医師の30年に及ぶ逃亡生活を描いたノンフィクション小説「ヨーゼフ・メンゲレの逃亡」オリヴィエ・ゲーズ著、高橋啓訳
「ヨーゼフ・メンゲレの逃亡」オリヴィエ・ゲーズ著、高橋啓訳
1949年6月22日、ヨーゼフはイタリア国籍のドイツ系市民で機械工のヘルムート・グレゴールとして、アルゼンチンのブエノスアイレスにたどり着く。しかし、イタリアで不法越境の案内人が約束した港に迎えに来るはずのドイツ人医師は現れず、滞在先に指定されたマルブランク家は留守で連絡がつかない。ヨーゼフ・メンゲレは、ナチス親衛隊の元医師で43年から45年1月まで、アウシュビッツ強制収容所で多くのユダヤ人の命を奪った戦犯だった。3年間の潜伏生活を経てようやくブエノスアイレスにたどり着いたものの、身元が発覚することを恐れての長い逃亡生活が始まろうとしていた。
「死の天使」と恐れられたナチスの医師の30年に及ぶ逃亡生活を描いたノンフィクション小説。 (東京創元社 1430円)


















