卵はもう安くならない? 鳥インフル+猛暑+イラン情勢混乱の“三重苦”で高騰続く
長い間、価格がほとんど変わらなかった卵が、高騰し続けている。生産現場を取り巻く状況は、悪化するばかりだ。
農水省によると、今月13~15日の卵1パック(10個)の平均販売価格は、308円だった。平年比で2割ほど高く、高値に張り付いている。いまとなっては、200円台前半で買えたころが懐かしい。
価格上昇の原因のひとつが、鳥インフルエンザだ。ここ数年は流行を繰り返し、卵の流通量が減少している。2022年シーズンには約1650万羽、24年シーズンには約840万羽、25年シーズンには約500万羽が殺処分された。
現在、採卵鶏の飼養羽数は回復しつつある。養鶏の業界団体・日本養鶏協会は先月27日、ひなの成育が進んでおり、生産量の回復が見込めるため、夏ごろまでには徐々に鶏卵価格が下落していくとの見通しを示した。
しかし、値上げ要因は他にもある。猛暑だ。今夏も昨年に続き、暑くなりそうだとの予報が出ている。
気象庁の「暖候期予報」によると、6~8月の日本列島は全国的に暖かい空気に覆われやすく、平年より平均気温が高くなる見込みだという。

















