Rソックス吉田正尚が契約1年残して今オフ“クビ”の危機…日本球界復帰いよいよ現実味
これでも出番が増えた方だ。
レッドソックスの吉田正尚(32)が日本時間22日のヤンキース戦に「3番・指名打者」で2試合連続のスタメン出場。4打数無安打に終わったものの、今季はここまで15試合に出場し、38打数11安打、打率.289、出塁率.438と結果を残している。
3月のWBCで侍ジャパン入り。打撃技術と選球眼は健在で、金子ヘッドコーチは吉田がフリー打撃で快音を連発する姿に、「吉田と(カブスの)鈴木誠也はパワーもあるけど、技術でスタンドに運んでいる。レベルが非常に高い」と絶賛していた。
そんな吉田であれば、レ軍でもっとスタメンで出てもおかしくないはずだが、入団2年目から徐々に出場機会が減っている。1年目こそ140試合に出場、打率.289、15本塁打、72打点と活躍したものの、昨季は2024年10月に受けた右肩関節唇の修復手術の影響で開幕から長期負傷者リスト入りしたこともあって55試合出場にとどまった。今季は開幕ロースター入りこそ果たしたが、開幕から2試合連続でスタメンを外れた。
メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言う。
「レ軍の外野手は非常に選手層が厚い。吉田の本職である左翼には、同じ左打ちで実績のあるデュラン、若手有望株のアンソニーがおり、この2人が開幕から左翼、指名打者として優先的に起用されている。中堅、右翼を含めたレギュラー外野手全員が守備力と機動力を持ち合わせている。守備に難がある吉田は基本的に指名打者でしか出番がないでしょう。今季はここまで10試合で先発出場してはいますけど、デュランが打率1割台と不調に陥り、チームも最下位に低迷。コーラ監督も仕方なく使っているような状況です。基本的に左翼はデュラン、指名打者はアンソニーが1番手で吉田はあくまで2番手。22年オフにレ軍に入団した際のブルームGMが入団1年目の23年9月に解任されたことがケチのつきはじめで、現在のブレスローGMは吉田に、四球よりも本塁打を求めている。コーラ監督の評価もイマイチとあって、不遇をかこっているのが現状です」
友成氏によれば、吉田は今後もモヤモヤした日々を過ごしかねないという。
「今後も4割前後の出塁率をキープし、左翼レギュラーのデュランの不調が続いたとしても、スタメンで出られるのは、月に7~8試合程度ではないか」とこう続ける。
「吉田は今のレ軍ではどうしても出場機会が限られます。外野手に故障者が続出すれば話は別ですが、そういったアクシデントがなければ、7月末のトレード期限までに他球団に移籍した方が確実に出番は増えるでしょう。しかし、取り手があるかといえば話は別。レ軍は昨年から吉田のトレードを画策しているものの、5年総額9000万ドル(約144億円)の高額年俸、右肩の古傷もネックとなり、買い手がつかなかった。年俸1860万ドル(約30億円)の吉田の“時価”はせいぜい300万~400万ドル(約4.8億~6.4億円)程度。ただ、メジャーでは放出する側が年俸の8~9割を負担することでトレードが成立する場合があります。左翼や指名打者に故障者が出るなど、補強が急務な球団が吉田に触手を伸ばす可能性はゼロではないでしょう。もっとも、7月末までのトレード期限内に話がまとまらず、レ軍で5年契約の4年目を終えた場合、レ軍は今年のオフに吉田の残り1年分(約30億円)の契約を破棄(バイアウト)し、自由契約になる可能性もあります」
仮に自由契約になれば、吉田にとっては渡りに船かもしれない。レ軍が来季分の年俸を負担することになれば、実質0円で獲得することができるからだ。
獲得に関心を示しそうなのは、メジャーだけに限らない。日本の球団にもチャンスがあるという。
獲得に関心示すNPB球団は…
某セ球団の編成担当は、「あくまで吉田本人が日本球界復帰を希望した場合ですが……」と前置きしたうえで、こう続ける。
「今年7月で33歳を迎える吉田が出場機会の確保を最優先するならば、日本球界復帰も現実味を帯びます。来季からはセでも指名打者が導入されますから、20、21年に2年連続で首位打者を取り、メジャーでも高い技術を発揮する吉田なら、セ・パ12球団が獲得に関心を示すはず。今年のオフに自由契約になった場合、吉田は来年27年の年俸(30億円)が保障されます。12球団としても獲得しやすくなるのは間違いない。WBCで自身の実力を12球団にアピールし、復帰したケースもありますからね。古巣のオリックスはもちろん、資金力豊富なソフトバンク、巨人、阪神、日本ハムあたりが本気で獲得に乗り出せば、年俸6億~7億円の4年契約は提示するでしょう」
<吉田正尚、4年総額28億円で日本球界復帰>
このオフ、そんなニュースが世間を騒がせることになるかもしれない。


















