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吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<157>巨額な裁判費用を予算計上した田辺市 弁護士との契約はブラックボックス

公開日: 更新日:

「行政法の権威なので頼んだんです」

「ちょっと待ってください。今回の訴訟は遺産相続の問題ですから行政法とは関係ないんじゃないですか」

「……」

 どうやらK課長は行政法と相続法との区別もつかないようだった。

「相続法に詳しい弁護士を雇うならともかく、行政法に詳しい弁護士と契約をするなら随意でなくてもいいはずですよね。現在は入札をして弁護士費用を節約する自治体も多いと聞いています。そのような考え方はしなかったんですか?」

 実際に山梨県では弁護士料が高額すぎると問題になっているほどだ。

「裁判には秘密の部分も多いので、入札は馴染まないという判断です」

 これを読んだ方々はどのように感じるだろうか。木で鼻をくくるとは、まさしくこのようなことを指すのであろう。丁寧に説明して理解を得ようという態度とは思えなかった。 (つづく)

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