著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<156>野崎さん宅の掃除機から覚醒剤検出 新型コロナウイルスは捜査の動きを遅らせた

公開日: 更新日:

 2020年の1月下旬に野崎幸助さんの自宅にあった掃除機から覚醒剤が検出されたということが分かった。私は事件が動きだすと読んでいたが、ストップがかかってしまう。中国の武漢で新型コロナウイルス感染症が流行し始めたからである。

 ただ、この時はあくまでも対岸の火事というのが一般的な日本人の受け止め方だったろうし、私も軽く考えていたことは否定しない。

 横浜に着岸した大型客船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客が感染していたことが連日報道され始めても、日本政府は1月下旬の春節に中国人観光客を受け入れていたし、習近平国家主席の来日計画も止めていなかった。7月に予定されていた東京五輪の開催時期も、全く変更なしで突き進んでいた。

■日本初の集団感染

 それが徐々に変わる引き金になったのは、2月初めに和歌山県湯浅町の病院で日本初の集団感染が起きたことである。日本の醤油の発祥の地である湯浅町には中国人観光客専用のホテルがあって、そこが感染源ではないかと噂されたが、ホテルは閉鎖され因果関係は分かっていない。

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