芸人・松原タニシさんは事故物件に住み続け10年…「幽霊の正体をはっきりと知りたい」

公開日: 更新日:

松原タニシさん(芸人/40歳)

 怖い本や事故物件に関した著書が累計33万部という「事故物件住みます芸人」の松原タニシさん。今も事故物件に住み続け、生と死と霊について考える毎日だが、死ぬまでにやりたいことは、霊とはいったい何なのか正体を突き止めることだという。

 ◇  ◇  ◇

 事故物件の部屋に住み始めてちょうど10年になりました。累計で15軒。最近はコロナ禍だったので、借りていた他県の部屋に行けなくなり、引き払った部屋もありました。

 紹介していただく事故物件に住めなくても、そこで亡くなられた人の事情を遺族や親しい人にお聞きしています。そういった話を本に書いて。

 近年は自殺や孤独死などがあった事故物件を紹介してくれたり、「僕の部屋には霊が出ます」と教えてくれる人が増えました。事故物件に関わっている人は過去につらい思いをしている人が多い気がします。

「自分が住むこの部屋で人が亡くなっているから」とか「霊が出る部屋に住んでいるから」という理由で「今、自分の人生はこんなにつらいんだ」と。自分の不幸な人生をオバケのせいにできる。そう考えることで、つらい毎日を乗り越えているところもあるんでしょうね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?