梅沢富美男の巻 (2)とにかく気前のいい方! ゴルフ場で試した新作クラブを…

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 梅沢さんとの初めての出会いなんですけど、アタシはあまりよく覚えていなかったんですよね。梅沢さんの話によると、1983年の紅白歌合戦だったみたい。アタシって過去のことは振り返らないタイプだから忘れちゃうのね(笑)。

 余談ですけど、先日出演したあるラジオ番組は、デビューからの振り返りがテーマだったんです。そこで、「アタシ、過去を振り返らないんですよ」って言ったら、MCの方が固まっちゃって(笑)。「だ、台本読んでいただいてますよね……?」。笑って済ませましたけど(笑)。

 で、その紅白の話。夢芝居が大ヒットして初めて紅白に出演したときのことです。梅沢さんは大衆演劇の人だから、あまりこっちの世界に知り合いはいなかったのね。だから、リハのときも、本番の控室あたりでも、いつもひとりでいるの。緊張して周りも声をかけにくい雰囲気があったのかもしれないけど、そんなとき、アタシが声をかけたらしいんです。そのことを、ずーっと忘れずにいてくださって。その頃の梅沢さんは女形はもちろんとっても奇麗で艶っぽかったんですもの。見惚れてしまいました。そのときに梅沢さんからいただいたサイン入りのブロマイド、今でも持っています。あれから40年ですよ。あんなヘンタイだとは思いませんでしたけど(笑)。

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