團十郎復活! 貫禄のある実盛を披露 歌舞伎全体の新しい勢力図が見えつつある

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 團十郎は海老蔵時代から正月は新橋演舞場で座頭公演をしていたが、團十郎になっても続けるようだ。『SANEMORI』は『源平布引滝』の「義賢最期」と「実盛物語」の新演出で、源義賢とその息子になる源義仲をSnow Manの宮舘涼太が演じる。前半は宮舘が主役で歌舞伎として見せていた。身体能力はさすがだ。後半は、團十郎が貫禄のある実盛を見せる。芸風が大きくなった。

 客の大半は宮舘のファンらしき若い女性たち。満席なのはいいが、従来の歌舞伎ファンはどこにいってしまったのかという一抹の不安もある。

 浅草歌舞伎は三年ぶり。20代、30代の役者が家の芸を披露。国立劇場は、建て替えが決まっているので、いまの建物としては最後の正月公演。

 團十郎が復活し、歌舞伎全体の新しい勢力図が見えつつある、各劇場の座組となった。

(作家・中川右介)

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