團十郎復活! 貫禄のある実盛を披露 歌舞伎全体の新しい勢力図が見えつつある

公開日: 更新日:

 團十郎襲名という祝祭が終わり、歌舞伎座は日常に戻った。團十郎は新橋演舞場、菊五郎の一門は国立劇場、若手は浅草歌舞伎、玉三郎は大阪松竹座と、東西5つの劇場に役者たちが分かれているので、歌舞伎座は集客が厳しいようで、11月.12月の賑わいはない。

 そのなかで第一部がいちばん客は入っていた。十数年前までの浅草歌舞伎の一座の同窓会的な座組で、まずは総出演の『卯春歌舞伎草紙(うどしのはるかぶきぞうし)』で華やかに幕開け。

 続く、『弁天娘女男白浪』は、片岡愛之助が弁天小僧。歌舞伎座では初めてだ。市川猿之助中村勘九郎中村七之助が五人男で出ているが、この四人なら誰もが弁天小僧を演じられるはずで、贅沢な配役となった。最近は共演機会が減った旧・浅草歌舞伎の一座だが、年に一度でいいから、毎年結集してほしいものだ。

■彌十郎人気にあやかる松竹の現金さ

 第二部前半は、高麗屋三代と猿之助での曽我兄弟ものの『壽恵方曽我』で始まる。染五郎を売り出したいなら、もっと大きな役を当てるべき。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元EXILE黒木啓司がLDHを離れたワケ…妻のド派手すぎるセレブ生活が遠因か

  2. 2

    侍J捕手・中村悠平らが“NPBルール改変”を提言 「日本ガラパゴス野球」では勝てない現実

  3. 3

    高市首相の“悪態答弁”にSNSで批判殺到! 共産&れいわの質問に「不貞腐れたガキレベル」の横柄さだった理由

  4. 4

    議員会館でも身体重ね…“不倫男”松本文科相は辞任秒読み! 虚偽答弁疑惑に「コメント控える」連発の卑劣

  5. 5

    侍J選手を“殺した”井端監督の偏重起用、場当たり、塩漬け…こうして結束力に亀裂が生じた

  1. 6

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁

  2. 7

    菊池風磨も認めるtimelesz“タイプロバブル” YouTubeなしテレビ主戦場…独自路線の成否

  3. 8

    小祝さくらは当落線上…全米女子オープンを目指す国内組「予選免除」争いの熾烈

  4. 9

    「国宝」日本アカデミー賞10冠の陰で…森七菜“最優秀助演女優賞”逃した不運と無念

  5. 10

    ベネズエラ戦惨敗は井端監督の「自業自得」…リリーフ崩壊は昨年末から始まっていた