武上四郎さんは徹底的な指導で技術の礎を作り、それを生かす頭の使い方を教えてくれた

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「仁志敏久の真実」(第7回=2010年)を再公開

 日刊ゲンダイではこれまで、多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。

当事者として直接接してきたからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の空気感や人間関係が、ありありと浮かび上がる。

 今回はあの故・武上四郎さんについて触れられた、「仁志敏久の真実」(第7回=2010年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。 

  ◇  ◇  ◇

 打撃コーチの武上四郎の存在も大きかった。小柄ながら、現役時代は「ケンカ四郎」の異名を取り、闘志あふれるプレーを売りにした武上は、仁志と自分をダブらせたのかもしれない。

「武上さんもまた、情熱的な方でした。『ムチャクチャなくらい練習をやらなきゃいけない時期があるんだ』と、とにかくバットを振らされた。キャンプのときはまさに朝から晩までという感じで、1日1000スイングは当たり前。宿舎に戻れば部屋に呼ばれて、今度は講義です。武上さんはヤクルト(アトムズ)監督だった三原脩さん(西鉄監督など)の考え方、指導をすべてメモに取っていて、ボロボロになったそのノートをボクに写させながら、熱っぽく教えてくれました」

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