「変な心理学」山田祐樹著

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「変な心理学」山田祐樹著

 心理学者の著者によると、世の中に出回る心理学には、アカデミックな心理学と「大衆的な」心理学があるという。

 心の仕組みを明らかにしようとする前者に対して、後者は自分と他者の心をうまくコントロールして実生活を向上させるためのテクニックを重視している。大衆的な心理学は、実践的、応用的で誰にでも当てはまり何度も再現可能であるようにみなされている。ゆえに、マーケティングや人間関係の改善など心理学を利用したい人を引き付ける。

 本書は大衆的な心理学で説かれる「カラーバス効果」や「ウィンザー効果」などを例に、「大衆的な心理学」とアカデミックな心理学の間にどのようなズレが起きているのかを解説しながら、心理学の魅力を伝える入門書。

(筑摩書房 1155円)

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