フジ「27時間テレビ」4年ぶり突如復活“2つの理由” 吉本タレント重用にも裏事情あり

公開日: 更新日:

 2つ目は、いまや民放キー局最低最弱と言われるネット局の救済だという。

「フジの凋落と共に系列局も視聴率が取れずジリ貧状態。冗談ではなくこの数年のうちに潰れたり、他社に吸収される系列局が出てくるといわれているのがフジネットワーク局なんです。今回は局内だけでなく地方局にも協力を求めて、制作費をばらまき人的及び金銭的なつながりを再確認することが裏テーマになっているんです」(同前)

 そんななかフジテレビ以外のテレビ局関係者が頭をひねるのが今年度に限りジャニーズや他事務所の出演者がいないことだという。

「今回、吉本がメインです。協力するのは利害が一致したから。吉本は昨年3月に立ち上げたBS放送局『BSよしもと』に注力していて、地方自治体との取り組みを強化している。今回、フジはネット局の救済を目標に掲げている手前、利害が一致したんです。現在、ハライチの2人がMCを務める『ぽかぽか』に吉本は当初、ナイナイの矢部浩之を推していた。最終的にワタナベエンターテインメントとの競争に敗れ、矢部の目がなくなったわけです。今回の吉本重用は、この部分をフォローする意味もあるわけです」(事情通)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理