「昔、お世話になったからなあ」って会うたびに感謝されるから恐縮しちゃう

公開日: 更新日:

北野武の巻

 ビートたけしさんはとってもシャイな方。

「たーけちゃん」って楽屋のドアをコンコンすると、「お? 研さん」て、アタシと目を合わせないでうつむきながらブツブツしゃべってるの。シャイで寂しがり屋だから、周りには気の置けない人が必ず付いている。ガダルカナル・タカちゃんとかね。

 たけちゃんてすごく勉強されているし、大変な努力家。そしていつまでも謙虚なの。たけちゃんとはアタシのコンサートの前座をやってもらったことがきっかけで出会いました。その前座の舞台があまりにも面白くて、何度もお願いして来ていただいたことを覚えています。

 で、そのことをたけちゃんも覚えていて、「ナオコさんには、昔、お世話になったからなあ」って会うたびに感謝されるの。だから「そんなこと言わないでよ?」って、逆に恐縮しちゃう。だって面白くて何度も来てもらったのはこっちなんだから。

 世界の北野武にそんなふうに思わせてしまって申し訳ないなあって思いますよ。でも、たけちゃんて、そういう人なのよ。舞台が面白いだけじゃない。タップダンスだってうまいでしょ。これだって努力のたまものですよ。それで前座の舞台を見たとき、この人は絶対売れると思いましたね。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償