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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

レッツゴーよしまさが「生まれ変わりのような」ものまねをできる理由

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「今日も有給です」
(レッツゴーよしまさ/テレビ朝日系「証言者バラエティアンタウォッチマン!」4月18日放送)

 ◇  ◇  ◇

「素の志村けん」のものまねで一躍脚光を浴びたレッツゴーよしまさ(33)。「ものまね芸人がガチで選んだいま本当にすごい!ものまねランキング2023」(テレビ東京系、2023年1月1日)でも1位に選出されたが、本業は現在も会社員だ。番組収録の参加方法を明かした一言が今週の言葉だ。あと15日ほど有給は残っているという。

 よしまさは幼少期からザ・ドリフターズ、とりわけ志村けんのとりこになった。「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」(TBS系)や「志村けんのだいじょうぶだぁ」「志村けんのバカ殿様」(いずれもフジテレビ系)を録画したビデオは繰り返し見た。よく「テープが擦り切れるくらい」というが、本当に擦り切れてしまったほど。

 志村の出演番組はほぼ全て録画し、ラベルには放送日、ゲスト、コントのタイトルが記されている。また、コントを書き起こし、ラテ欄も記録。好きなコントを聞かれると即座に「1992年夏の『変なおじさん』」と放送年まで特定できてしまう(関西テレビ「マルコポロリ!」23年1月15日)。

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