ものまね界の“新星”レッツゴーよしまさ 大ブレークネタ「素の志村けん」誕生の背景とは

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 今年の下半期、もっともものまね界に衝撃を与えたのがレッツゴーよしまさだ。9月に放送された「お笑いオムニバスGP」(フジテレビ系)の企画「2億4千万のものまねメドレーGP」に出演し、ザ・ドリフターズ5人のものまねを披露。一気にその名が知れ渡った。

■「似すぎてて泣けてきちゃう」

 ここまで注目されたのは“素の志村けん”のものまねが斬新だったからだろう。志村と多くのコントで共演した磯山さやかは、ラジオ番組で「似すぎていて泣いちゃいました」と絶賛。間近でその姿を見てきたタレントをもうならせた。

 志村のものまねといえば、1990年前後のものまね番組で人気を博したアメリカ出身のタレント、ケント・フリックが思い浮かぶ。彼は、機関車やヘリコプターが通り過ぎる音、動物の鳴き声といった声帯模写を得意とし、時折、志村のものまねも見せていた。

 私の記憶では、同時期にコロッケらも披露し始め、志村のものまねがメジャーなものになっていった印象が強い。とはいえ、彼らがまねするのは“コントで演じている志村”であり、声のトーンが高い特徴的な言い回しを切り取ったものだった。

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