ものまね界の“新星”レッツゴーよしまさ 大ブレークネタ「素の志村けん」誕生の背景とは

公開日: 更新日:

 今年の下半期、もっともものまね界に衝撃を与えたのがレッツゴーよしまさだ。9月に放送された「お笑いオムニバスGP」(フジテレビ系)の企画「2億4千万のものまねメドレーGP」に出演し、ザ・ドリフターズ5人のものまねを披露。一気にその名が知れ渡った。

■「似すぎてて泣けてきちゃう」

 ここまで注目されたのは“素の志村けん”のものまねが斬新だったからだろう。志村と多くのコントで共演した磯山さやかは、ラジオ番組で「似すぎていて泣いちゃいました」と絶賛。間近でその姿を見てきたタレントをもうならせた。

 志村のものまねといえば、1990年前後のものまね番組で人気を博したアメリカ出身のタレント、ケント・フリックが思い浮かぶ。彼は、機関車やヘリコプターが通り過ぎる音、動物の鳴き声といった声帯模写を得意とし、時折、志村のものまねも見せていた。

 私の記憶では、同時期にコロッケらも披露し始め、志村のものまねがメジャーなものになっていった印象が強い。とはいえ、彼らがまねするのは“コントで演じている志村”であり、声のトーンが高い特徴的な言い回しを切り取ったものだった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方