てれびのスキマ 戸部田誠
著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

類まれな不器用な芸人と類まれな器用な芸人が組んだモグライダーは奇跡のコンビ

公開日: 更新日:

「何か間違えちゃって、パソコンを捨てちゃったんですよね」
 (ともしげ/テレビ東京系「ゴッドタン」3月11日放送)

  ◇  ◇  ◇

 2021年の「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)でファイナリストとなり、ブレークしたモグライダー。端正な顔立ちでスマートな芝大輔(39)と、天然でポンコツキャラのともしげ(40)とのバランスが絶妙で人気だ。そんなともしげが部屋を掃除した際、妻から激怒された衝撃的理由が今週の言葉だ。芝は「なんで根絶やしにするんだよ」とあきれてツッコんだ。

 ともしげは「キョコロヒー」(テレビ朝日系)でも「芸人界一の怒られ人」(22年3月9日)と評されたほど怒られエピソードに事欠かない。たとえば、芸人のネタを舞台袖で見ていたら、熱中しすぎて顔が袖から出てしまい、ネタの邪魔をしてしまったとか。

 楽屋にバナナが置いてあったのを、ケータリングだと勘違いして食べたら、先輩芸人の小道具で、それを使うネタができなくなってしまっただとか。バイトでも「ミスのあるある」である桁間違いの発注はもちろん、失敗だらけの彼におもんぱかって「朝出てきたら、炊飯器のスイッチを押してくれるだけでいい」という指示すら忘れてしまう。「松屋」で代用の白飯を買ってくるように3万円を渡されると、3万円分の牛丼を買ってきてしまう始末。「M-1」決勝当日も本番直前になぜか鼻血を出していた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    センバツ人気低迷の真犯人!「スタンドガラガラ」なのは低反発バット導入のせいじゃない

    センバツ人気低迷の真犯人!「スタンドガラガラ」なのは低反発バット導入のせいじゃない

  2. 2
    三田寛子ついに堪忍袋の緒が切れた中村芝翫“4度目不倫”に「故・中村勘三郎さん超え」の声も

    三田寛子ついに堪忍袋の緒が切れた中村芝翫“4度目不倫”に「故・中村勘三郎さん超え」の声も

  3. 3
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    夏の甲子園「朝夕2部制」導入の裏で…関係者が「京セラドーム併用」を絶対に避けたい理由

    夏の甲子園「朝夕2部制」導入の裏で…関係者が「京セラドーム併用」を絶対に避けたい理由

  1. 6
    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  2. 7
    マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上

    マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上

  3. 8
    「大谷は食い物にされているのでは」…水原容疑者の暴走許したバレロ代理人は批判殺到で火だるまに

    「大谷は食い物にされているのでは」…水原容疑者の暴走許したバレロ代理人は批判殺到で火だるまに

  4. 9
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  5. 10
    大谷は口座を3年放置のだらしなさ…悲劇を招いた「野球さえ上手ければ尊敬される」風潮

    大谷は口座を3年放置のだらしなさ…悲劇を招いた「野球さえ上手ければ尊敬される」風潮