著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

淡谷のり子さんの辛辣なダメ出しがあったから 清水アキラの芸は磨かれた

公開日: 更新日:

「俺の満点は98点だから」(清水アキラ/フジテレビ系「私のバカせまい史」4月20日放送)

  ◇  ◇  ◇

「ものまね四天王」の一角として活躍した清水アキラ(68)。「ものまね王座決定戦」(フジテレビ系)の審査員のひとりである淡谷のり子は、とかく彼のネタの下品さを嫌い、事実上の最低点である「8点」をつけ続けた。そのことを振り返った一言を今週は取り上げたい。他の審査員が全員「10点」をつけても、淡谷がいるから98点しか取れなかったのだ。

「水曜日のダウンタウン」(TBS系)でも「淡谷のり子を降ろしたイタコに清水アキラがものまねの新ネタを披露してもやっぱり8点説」なる検証が行われたことすらあった(22年11月2日)。

 清水は「ぎんざNOW!」(TBS系)の「素人コメディアン道場」で第3代王者になったことをきっかけに「ザ・ハンダース」を結成。「ハンダースの想い出の渚」がヒットしたが、程なく解散。清水は、人がやらないことをやらなきゃダメだ、と考え、村田英雄や五木ひろしのものまねを始め、再ブレークを果たした。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」