ryuchellさん死去…昨年3月にカンピロバクター腸炎治療中もpecoと長男への想いは忘れず

公開日: 更新日:

 タレントのryuchell(りゅうちぇる)さんが12日、亡くなったことがわかった。27歳だった。12日午後5時半ごろ東京・渋谷区の所属事務所で死亡している状態で発見された。

 2016年12月31日にモデルのpeco(ぺこ=27)との結婚を発表したryuchellさん。18年7月に第1子となる男児が誕生したが、22年8月に離婚を発表した。

 そんなryuchellさんは昨年4月21日付「日刊ゲンダイ」の連載「愉快な病人たち」の取材に応じ、昨年3月にカンピロバクター腸炎を患ったことを明かした。〈急にお腹が痛くなり、嘔吐と下痢の両方が止まらなくなりました。頭痛も関節痛もひどくなって、熱も40度を超えました〉〈意識ももうろうとしてきて、立てないし歩けないしベッドに座ることもできなくなって、ついに救急車を呼んだのです〉と激しい苦しみに襲われたことを打ち明けていた。

 そんな時でもryuchellさんが忘れなかったのが家族への配慮だ。入院こそしなかったものの、感染を避けるため家族と離れてホテルで痛みと孤独に耐えたという。その時のことについて〈独りぼっちはつらかったけれど、子供に父親の苦しむ姿を見せずに済んだ意味でも正解だったと思っています〉と振り返っていた。

 離婚後もpecoと長男との一つ屋根の下で同居を続け、「新しい家族の形」として注目されていたryuchellさん。亡くなる前日の11日は、長男の5歳の誕生日だった。

  ◇  ◇  ◇

■厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口

▽いのちの電話

 0570-783-556(午前10時~午後10時)

 0120-783-556(午後4~9時、毎月10日は午前8時~翌日午前8時)

▽こころの健康相談統一ダイヤル

 0570-064-556(対応の曜日・時間は都道府県により異なる)

▽よりそいホットライン

 0120-279-338(24時間対応)

 0120-279-226(岩手、宮城、福島各県から、24時間対応)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁