「まるごとわかる! 世界の乗りもの大図鑑」DK社編 竹田純子訳
「まるごとわかる! 世界の乗りもの大図鑑」DK社編 竹田純子訳
これまで人類が発明し、開発してきた、ありとあらゆる乗り物を紹介する豪華大判図鑑。
まずは陸の移動手段から。陸上の乗り物に今も欠かせない車輪は、5500年ほど前のメソポタミアで、粘土から壺を作るための道具が転じて生まれたという。
最初の車輪は石、次に木の円盤状のものに軸を通しただけのものだったが、やがてスポーク付きの車輪が発明され、軽い二輪の乗り物を作って馬にひかせることができるようになった。二輪戦車の登場だ(紀元前3000年ころ)。
時を経て、1828年、馬車を用いた新しい公共交通がパリで誕生。この乗合馬車が、後にバスへと進化する。
以降、1901年に世界で初めて大量生産された乗用車「オールズモビル・カーブド・ダッシュ」から、電気自動車「テスラ・モデル3」(2017年)、そして最高時速400キロを超える高級スポーツカー「ブガッティ・ヴェイロン16.4」(2005年)、さらに緊急車両や工事車両などのさまざまな働く車まで、車輪を用いた乗り物の歴史を、実物写真を紹介しながら振り返る。
もちろん、同じく車輪を用いる自転車やバイク、列車、軍用車両まで、世界中の陸の乗り物の新旧タイプも網羅。
同様に、水の乗り物は紀元前7500年の丸木舟から航空母艦まで、空の乗り物は人類初の持続的な飛行に成功した1783年のフランスのモンゴルフィエ兄弟による熱気球からNASAの打ち上げロケット、スターシップ(2023年)まで。全500種もの乗り物が勢ぞろい。
各乗り物のメカニズムなども図解。子どもと一緒に眺めているだけで大人もワクワクしてくる親子で楽しめるおすすめ本。 (河出書房新社 3960円)


















