著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

英アンドリュー元王子の逮捕で激震 それでも遠いエプスタイン事件の真実

公開日: 更新日:

 ジェフリー・エプスタインとの関係をめぐり、すでに称号を失っていた英国王の弟アンドリュー元王子が、英国警察に逮捕され波紋が広がった。事件の全容解明につながるのか? 期待と疑問が交錯する。

 富裕な実業家エプスタインは、未成年者への性的暴行や人身取引の疑いで逮捕され、2019年に勾留中に死亡した。その捜査資料、通称「エプスタイン・ファイル」は累計350万ページ。今年1月の公開以降、解析が進むにつれ、経済界からエンタメ業界まで著名人の名前が多数浮かび上がり、人脈の広さに驚きが広がっている。

 名前が記載されていること自体は、必ずしも不正や性犯罪への関与を意味するものではない。中には単なる交友関係として言及されているケースもある。

 それでもヨーロッパでは動きが出始めた。イギリスではマンデルソン上院議員とマクスウィーニー首席補佐官が辞任。マンデルソン氏は23日付で逮捕された。スロバキアではライチャク国家安全保障顧問が辞任し、フランスではラング元文化相の関連機関が捜索を受けた。ノルウェーではヤーグラン元首相が立件され、説明責任は政治の場から司法へと移りつつある。

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